2023カメムシ大量発生はどこ?発生予報エリアや注意報と対策法

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9月13日に農林水産省が「令和5年度病害虫発生予報第7号」で、先1ヵ月の病害虫の発生予報を発表しました。

主な発生予報エリアは農産物やカメムシの種類によって異なりますが、北海道、北東北、南関東、四国、北陸、中国、東海道、四国、九州の一部です。

ここではカメムシの発生予測エリアと対策についてまとめました。あくまで朝ベランダや玄関で大量に死んでいるのが嫌な一般の方向けの対策となります。

カメムシ大量発生の予報エリア

被害予想の作物 大量発生が予想される害虫 予報エリア
水稲(米やイネ) 斑点米カメムシ類 北海道、北東北、南関東、四国、北九州
大豆 吸実性カメムシ類 北東北、北陸、中国
果樹共通 果樹カメムシ類 東北、北関東、北陸、東海、中国、九州

上記は農林水産省が発表した「令和5年度病害虫発生予報第7号」にて発生が多いと予想されたエリアで、周辺でも大量とはいかなくとも発生する可能性があります。

住まいの近くで上記のような作物の田畑がある方は、対策を講じた方が良いでしょう。

また、上記とは別で各都道府県が発表している注意報もまとまっていたのでご紹介します。

被害予想の作物 大量発生が予想される害虫 予報エリア
水稲 斑点米カメムシ類
(アカヒゲホソミドリカスミカメ)
北海道
りんご、もも、なし、かき等 果樹カメムシ類
(クサギカメムシ)
山形県
カンキツ、ナシ 果樹カメムシ類
(チャバネアオカメムシ、
ツヤアオカメムシ)
鹿児島県
水稲 斑点米カメムシ類 高知県
果樹全般 果樹カメムシ類 鳥取県
ダイズ、果樹全般 吸実性カメムシ類
(イチモンジカメムシ、
アオクサカメムシ、
ホソヘリカメムシ等)
果樹カメムシ類
(クサギカメムシ、
チャバネアオカメムシ、
ツヤアオカメムシ)
山口県
果樹(カキ、ナシ、リンゴ、
ミカン等)
果樹カメムシ類
(主にチャバネアオカメムシ、
ツヤアオカメムシ及び
クサギカメムシ)
岐阜県
果樹全般(カンキツ、ナシ、
カキ等)
果樹カメムシ類
(主にチャバネアオカメムシ及
びツヤアオカメムシ)
熊本県

山口県に至っては大豆と果樹全般ということで、大きく分けて2種類いる吸実性カメムシ類と果樹カメムシ類にそれぞれ注意報が出ているので、かなり大量発生している可能性があります。

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カメムシの対策方法

大量発生が予想されるエリアではカメムシ対策をした方が良いでしょう。

X(旧Twitter)では既に玄関やベランダでの大量発生の投稿が多数寄せられています。

ここからはカメムシを寄せ付けない方法と、家に侵入してしまった場合の対策についてご紹介します。

洗濯物のカメムシ対策

  • 室内干し
  • 洗濯の際にハッカ油を使う
  • 香りの強い柔軟剤は避ける
  • 夜干しは避ける
  • 玄関の明かりを早めに消す

大量発生が予想されるのはせいぜいまだ温かい9月中です。

10月になって夜の気温が下がってくれば、カメムシの発生や活動もおとなしくなるので、それまでの期間は洗濯物を干す際に上記のような対策を行うと良いでしょう。

ハッカ油は薬局などでも買えてカメムシが苦手な香りです。自然由来の成分なので安心ですが、ペットにとっては害になるのでペットがいる家庭では使用を控えてください。

使い方も簡単で、すすぎの際に洗濯槽に数滴入れるか、スプレーボトルに水と混ぜて洗濯物に吹きかけるだけです。

香りの強い柔軟剤に釣られてカメムシが衣類にくっついてくる場合もあるようなので、そういった商品も避けましょう。

また、カメムシは夜間の活動が活発になるので、夜洗濯物を干すのもやめましょう。(夜干すと衣類に卵を産み付けられる場合もあります。)

洗濯物についている場合もあるので、取り込む際によく振って落としてから取り込みましょう。

カメムシは光や暖かいところを好むので、玄関の明かりは早めに消しましょう。

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カメムシの侵入対策

  • 網戸などの隙間対策
  • 壁や網戸に殺虫剤や防虫剤を使う

カメムシの種類にもよりますが、わずかな隙間からも侵入してくるので、網戸の穴網戸にして窓を中途半端に開けたときにできるわずかな隙間などを対策しましょう。

通常は成虫の状態で落ち葉や気の割れ目などで越冬しますが、家の中の方が温かいので秋のカメムシは家の中に侵入しようとします。カメムシも生存のために必死なんですね。

壁や網戸に市販の殺虫剤や防虫剤を使うのも効果的です。最近ではカメムシ専用の商品も出てきていますが、洗濯物でも紹介したハッカ油も効果があります。

スプレーボトルにハッカ油と水を入れてよく混ぜるだけなので簡単ですし、天然由来の成分ということもあり小さな子がいても安心して使えます。(ペットがいる場合は注意)

侵入してきたカメムシの駆除方法

  • ティッシュで包んで外に逃がす
  • 捕獲機を自作する
  • 市販の殺虫剤を使う

ティッシュで優しく包んだり、新聞紙の上に誘導したりしてから外に逃がすと良いでしょう。

ガムテープなどで捕獲する人もいるようですが、捕獲した後に袋に入れたりして処理しないと匂いが漏れるので手間になります。

ペットボトルを上から1/3程度のところで切って、飲み口を残った2/3の方に差し込み捕獲機を自作しても良いでしょう。

ペットボトルは四角いタイプの方が捕獲しやすいのでおすすめです。

中に中性洗剤を水で薄めて入れておけばそのままやっつけることもできますが、空にしておいて捕獲後は外に逃がすことも可能です。

凍結系の殺虫剤ならカメムシの動きを瞬時に止めて、ガスを出す前に駆除することが可能です。必ずしも殺虫剤でなくても、スポーツで使う冷却スプレーでも代用可能です。

スプレーを使う際は、横から吹くと噴射されるガスの勢いで飛ばされてしまうので、カメムシの背中に向かって真っすぐ噴射しましょう。

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まとめ

ここではカメムシの大量発生エリア(北海道、北東北、南関東、四国、北陸、中国、東海道、四国、九州の一部)と対策方法をまとめました。

朝一番に玄関で大量発生していたり、洗濯物を干そうとベランダに出たら大量にひっくり返っているとテンションが下がってしまいますよね…。

大量発生は自然災害のようなものなので避けられませんが、寄せ付けない対策は可能です。

既に大量発生に悩まされている方はぜひ実践してみてください。

余談ですが、カメムシが大量発生した年は大雪になると言われていますが、カマキリも含めて大量発生と大雪とは関係ないそうです。

また、近年ではトコジラミ(南京虫)も増加傾向にあります。以前は海外旅行の時に気を付ければ良かったんですが、北海道から沖縄まで相談件数も増えています。

海外旅行者や人の往来が増えているので注意しましょう。

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