大阪万博のバイトを時給2000円で募集したところ、10倍の応募がきたそうです。
参考までにアルバイトの最低賃金を調べたところ、2023年10月以降、全国平均では時給1,004円、大阪府は1,064円※でした。
また、派遣会社による中抜きはあるのか?以前募集していたボランティアはどうなったのかも調べてみました。
結果として、有償スタッフの応募ページには連絡先として派遣会社が明記されていました。
ボランティアは募集を大きく上回る応募数があったようです。
大阪万博のバイト時給が2000円!中抜きはある?
大阪万博の「万博スタッフ(アルバイト)」は時給2000円だそうです。
こういった国が主体のイベントとなると、中抜きがあるのか気になるところですが、今回の時給2000円で募集された内容については、既に募集要項にアクセスが出来なくなっていて分かりませんでした。
参考:報道発表資料 大阪ヘルスケアパビリオンのアテンダントを募集します
引用:https://servicecrew.expo2025.or.jp/
ただ、調べてみると現在も他の職種では有償でスタッフを募集していました。
こちらについては応募の個人情報保護方針の欄に、連絡先として「TSP太陽株式会社」と「株式会社ヒト・コミュニケーションズ」という会社が記載されていました。
「TSP太陽株式会社」の事業内容を確認したところ「各種イベントの企画制作、会場の設計施工、運営管理、関連設備のレンタル他」と記載がありました。
「株式会社ヒト・コミュニケーションズ」の事業内容は「一般労働者派遣事業・有料職業紹介業・アウトソーシング事業」となっていました。
「コアクルー/サポートクルーは万博の運営に必要な要因で、国が費用を出しスタッフのシフト管理を外注化するために、派遣会社が必要」ということなのかもしれませんね。
中抜き率は95%。こんなに抜いている。まさに五輪ビジネス、随意契約の弊害だ」
引用:AERAdot. 2021/05/30「東京五輪の日当は35万円」 国会で暴露された東急エージェンシー、パソナへの“厚遇”
だとすれば派遣会社の必要性については理解できるので、どうか東京五輪のような民間人には理解に苦しむ中抜き率にならないよう祈りたいところです。
大阪万博のボランティアはどうなった?
応募総数 55,634人(募集人数 約20,000人)
うち、会場ボランティア 34,190人(募集人数 約10,000人)
うち、大阪まちボランティア 21,444人(募集人数 約10,000人)
(注)両方に応募した方20,204人を含む
大阪万博のボランティアに応募した人は、募集2万人に対して応募のダブりもいたそうですが総数で約5万5千人いたようです。
「両方に応募した方20,204人」というのは場内と場外会わせてという認識でいいんですかね?だとするとそれをどちらかに振り分けると応募の総数は45,532(55,634-10,102)ということになるんでしょうか?
どちらにせよ、募集が2万人に対して大きく上回る応募があったことは事実のようです。
ボランティアの人だと高度な仕事を求めたり、拘束時間を決めたりできないのかもしれませんが、これだけボランティアがいたら有償スタッフって必要だったんですかね?
大阪・関西万博ってずっと赤字が懸念されていますし、ボランティアで賄えるのであればそうすべきだと思うんですけどね。
有償スタッフの募集要項を見るとコアクルーが約300人、サポートクルーは約300人以上を募集しているようです。
単純計算で600人×1,850円×15時間×184日=3,063,600,000円(30億6360万円)かかることになります。
深夜手当(22:00以降25%増し)や交通費(月50,000円が上限)は除いてこれだけかかりますからね。
しかもこれらに派遣会社の管理費なんかも乗ってくるわけですよね…。
人件費やそれに関わる費用だけでいくらになるのか恐ろしいですね。
まとめ
大阪万博のバイト時給が2000円で、募集の10倍の応募が来たということで、東京五輪の時のような中抜きはあるのか?
以前募集していたボランティアはどうなったのか調べてみました。
時給1,850円で募集しているコアクルー/サポートクルーは、応募のページの連絡先に派遣会社が明記されていました。
ボランティアは募集を大きく上回る応募があったようです。
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