通話アプリのmocri(もくり)を運営するMIXIが2024年3月22日にサービス終了を発表しました。赤字運営が原因か?
Twitterでは「サ終まじ」「さ終まじ」「もくりーーーー」「通話ツール」「LINE通話」「ディスコ」「Discord」「くり終了」などのワードがトレンド入りしました。
Twitter上では悲しむ利用者が多い他、サービス終了の理由や背景を知りたがっている方が「なぜ?どうして?」といった投稿も多くみられました。
mocri(もくり)がサービスを修了するのは恐らくマネタイズが上手くいっておらず、赤字または利益率が低かったのが理由ではないかと思われます。
mocri(もくり)のサービス終了はなぜ?理由や背景を調べたらそもそも広告すら無い神アプリだった
通話アプリのmocri(もくり)ですが、調べてみると広告すら無い神アプリでした。
アプリの運用や開発って当然コストがかかっているので、ゲームアプリであれば通常プレイは無料だけど一部有料でアイテムの販売があったり、YouTubeなんかだと広告が流れますよね。
もくりのようなアプリはあのような広告などによって運営やアップデートにかかる費用を回収するビジネスモデルです。
しかし、もくりにはその広告がなく通話も無料だったため、ただただ運営にかかるコストが垂れ流しだったと考えられます。
一応、プレミアム会員は月額税込み500円かかりましたが、全体の利用者のうちなんパーセントがプレミアムだったかと考えても、決して運営に十分な収入になっていたとは考えられません。
例えば、執筆のタイミングでGoogle Playでもくりのダウンロード数を見たところ10万+でした。
App Storeではダウンロード数不明でしたが、レビューが6.1万件でした。利用者はもっと多いはずなのでやはり10万+程度と仮定します。
ICT総研がまとめた「2022年度SNS利用動向に関する調査」によればTwitterの課金利用経験者は12.8%だそうなので、もくり利用者の10%がプレミアム会員だとすると2万+程度が有料会員だったと考えられます。
こにれよる収入が月に1,000万円+αですが、月収30万円の社員を一人雇うのにかかる費用は月に約55万円程度と言われています。
アプリの運用に何人くらいかかるのかは分かりませんが、月収30万円の社員なら18人、管理職もいたでしょうから人数はもっと少ないでしょうが、運営するミクシィ内ではあまり利益率が良くなかったのかもしれませんね。
もしかしたら、広告を入れることによってユーザーの利便性が下がるのを嫌って、広告を入れなかったのかもしれませんが、このあたりは内部の人でないとわかりません。
Twitter上でもサービス終了に対して「広告を入れていいからサービス継続して欲しい」といった声も上がっていました。
まとめ
mocri(もくり)サービス終了の理由(考察)
- 広告がなく運営に十分な収益が無かったか利益率が悪かった
- もくりの収入は恐らくプレミアム会費(月額税込み500円)のみだった
通話アプリのmocri(もくり)を運営するMIXIが2024年3月22日にサービス終了を発表したので理由や背景を調べてみました。
恐らくマネタイズが上手くいっておらず、赤字または利益率が低かったのではないか?と考えました。
ただ、広告を入れても運営を続けて欲しいといった声も少なくないので、どこか別の企業が引継いだりしてくれると良いですね。
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