トーヨータイヤがホンダにトレーリングアームブッシュという部品のデータを不正報告していたと文春が報じました。
N-BOXに乗っている人や納車を待っている人にとってはリコールされるのか?企画通りの製品に変えてくれるのか?といった部分だと思います。
ただ、調べてみると対象部品の工賃は結構高いようで、これがリコールとなると企業側の費用負担はかなりの額になりそうです。(リコールなら利用者の負担はありません。)
ここではトレーリングアームブッシュの工賃や、誤った測定方法が実施されていた可能性があるとされる2022年以降のN-BOXの販売台数を調べました。
リコールなど、今後の対応についてはまだ情報が無く公式発表を待つしか無さそうです。
トーヨータイヤがホンダに不正報告したトレーリングアームブッシュは工賃が高いけどリコールはどうなる?
引用:Amazon
車種にもよるようですが、今回トーヨータイヤがホンダに対して不正報告していたトレーリングアームブッシュは一般的には上記のような形であったり
引用:Amazon
上記のような形の部品のようです。(※トレーリングアームブッシュで検索して出てきた画像でN-BOXに使われているものではありません。)
引用:https://minkara.carview.co.jp/userid/1151230/car/2240317/4678850/note.aspx
そして、トレーリングアームブッシュがどこに使われているのかというと、赤く塗られたアームと呼ばれるパーツに付いていて、ネジなどで固定されているわけではなく、万力のような専用の工具で圧入してあるそうです。
アームを外して、専用工具で圧入が必要なので工賃がけっこう高くつくようで、ネットで「トレーリングアームブッシュ 工賃」と調べたら前後で3万円~5万円といったところが多いようです。(車種によって変わるかも)
「工場で日常的に行っている品質管理目的の測定方法自体が誤っていたことが判明したのです。少なくとも2022年頃から誤った測定方法が実施されていた可能性があり、そこで得られたデータを基に部品の製造調整が行われていました」(トーヨータイヤ工場関係者)
文春の記事によると2022年頃から誤った測定方法が実施されていた可能性があるそうです。
引用:https://global.honda/jp/news/2023/4231005b.html
ホンダのHPによれば2022年から2023年9月までの販売台数は約30万台、9月以降も入れるともう少し増えるでかもしれませんね。
「ゴム製の部品で車体底のタイヤ付近に使われています。段差を乗り越える時やアクセルやブレーキで車体が動く時に発生する揺れを抑制して乗り心地に作用します。設計通りでない場合、ただちに車体の故障や事故が発生するわけではありませんが、乗り心地が不安定になる可能性があります」(自動車業界関係者)
トレーリングアームブッシュは記事によればすぐに故障や事故につながる部品ではないようですが、今後の対応が気になりますね。
工賃を調べるついでに見ていたんですが、ブッシュ内のゴムが千切れたりしても異音や段差を乗り越える際の振動が大きくなるくらいで、その状態で修理工場に持ち込まれることもあるようです。
まとめ
トーヨータイヤがホンダにトレーリングアームブッシュという部品のデータを不正報告していたと文春が報じました。
対象となるトレーリングアームブッシュの工賃を調べたところ3万~5万円のところが多いようです。
誤った測定方法が実施されていた可能性がある2022年から確認が取れた販売台数は約30万台で、もし仮に全ての車の部品を交換するとなるとかなりの額になることから、今後の対応が気になるところです。
リコールなど、今後の対応についてはまだ情報が無く公式発表を待つしか無さそうです。
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