24年5月25日(土)のNHKプロジェクトXで島根県海士町と「山内道雄(やまうち みちお)」前町長の特集が放送されます。
そこで山内前町長の経歴や学歴に妻や子どもはいるのか家族構成などを調査してみました。
功績をたたえられ旭日小綬章を受章したレジェンド的な町長です。
最終学歴は島根県立益田高等学校を卒業、ご家族は結婚して息子さんが二人確認できましたが、他にお子さんがいたのかは分かりませんでした。
島根県海士町「山内道雄」前町長の経歴やプロフィール
- 生年月日:1938年6月7日
- 出生地:島根県海士郡海士村(現・隠岐郡海士町)
- 時期不明:NTT通信機器営業支店長
- 1991年:株式会社ふるさと海士を設立
- 時期不明:株式会社ふるさと海士の代表取締役に就任
- 1995年:海士町議会議員選挙に出馬し初当選(以降2期7年務める)
- 1999年:海士町議会議長に就任
- 2002年:海士町町長選に出馬し初当選(以降4期16年務める)
- 時期不明:島根県離島振興協議会会長に就任
- 時期不明:全国離島振興協議会副会長に就任
- 2018年:任期満了に伴い退任、旭日小綬章を受章
- 2024年:1月3日85歳で死去
島根県海士町の「山内道雄」前町長は現在の隠岐郡海士町出身の1938年生まれ、24年1月3日に85歳で死去されました。
高校を卒業後に一度は海士村に戻り、郵便局に務めた時期があるそうなんですが、具体的な時期は分かりませんでした。
その後は本土の電電公社で営業職として務め、電電公社が民営化されたタイミングでNTTに移行、課長職に就任し、最終的には支店長に就任しています。
1991年にNTTを退社し、第三セクター企業(株式会社海士)の運営をし、その後は総支配人に就任しています。
1995年に海士町議会議員で初当選し、1999年に再選し海士町議会議長に就任。
2002年に海士町町長選で初当選すると、2006年、2010年、2014年の町長選において無投票で再選し4期16年務めています。
山内は町政のためにまず自身の給与を30%カット、その後は最大で50%カット、それに続いて議員や職員も給与をカットし、浮いた財源を使い最終的には町全体で立て直しに成功しました。
この時、役場職員からも給料をカットすると申し出があったそうですが「トップがカットし町民に本気度が伝われば問題ないと一度は断った」そうです。
2018年に任期満了に伴い退任し、功績をたたえられ旭日小綬章を受章しています。
退任後は山内前町長から支援を受けた大江和彦氏が町長に当選し、現在2期目です。
島根県海士町「山内道雄」前町長の学歴や出身校の偏差値は?
島根県海士町の「山内道雄」前町長の学歴を調べたんですが、小学校や中学については分かりませんでした。
ただ、海士町には小学校が2つ(海士町立海士小学校と海士町立福井小学校)中学校は海士町立海士中学校しかなく、統廃合も山内前町長の年齢とはかぶらないので、恐らくこれらの学校だと考えられます。
当時の海士村には高校が無かったので、本土の益田市に下宿し島根県立益田高等学校を卒業したそうです。
当時とは異なると思いますが、島根県立益田高等学校の現在の偏差値を調べたところ52(普通科)~62(理数科)※1となっていました。
偏差値は50が平均で1000人中500に入る値なので、もし当時の偏差値と同じであれば、平均よりも勉強ができたことが分かります。
山内前町長は最終学歴が高卒のようですが、山内前町長が高校を卒業したであろう1956年の大学進学率を調べたところ、男子で13.1%※2という値が出てきたので、当時としては高卒で働く人の方が多かったことが分かります。
何より、山内前町長の功績を考えれば、行政を行う上では学力よりも本人の行動や気持ちの方が大きな要素になっているとも考えられます。
※1https://www.minkou.jp/hischool/school/deviation/2294/
※2https://www.kouritu1000.net/cer.htm
島根県海士町「山内道雄」前町長に妻や子どもはいる?家族構成を調査
喪主は次男、弘行氏。
引用:読売新聞オンライン 2024/01/04 島根県海士町の前町長・山内道雄氏が死去、85歳…「島留学」で多くのU・Iターン者を呼び込む
島根県海士町の「山内道雄」前町長は結婚して奥さんやお子さんはいるのか調べたところ、結婚して息子さんが二人いるようです。
もしかしたら息子さんの他に娘さんがいるかもしれませんが、これ以上の情報は見つかりませんでした。
まずは30%、その後50%カットを実行する。町長が本気であることは職員にも伝わり、職員も自主的に給与カットを申し出た。給与カット以外にもさまざまな方法で人件費削減をすることで、年間およそ2億円削減でき、その一部を使って子育て支援の制度を立ち上げた。
引用:風の手帖 2016.090 挑戦し続けることの力 後編 「もの」と「ひと」の両面から目指す、幸せな島づくり 島根・海士町
山内前町長は自身の報酬をカットし、その一部を使って町政を立て直しました。
その一部が子育て支援制度にも使われたそうです。
山内前町長が初めて町長選に当選した時は既に64歳だったので、お子さんは既に成人していたと考えられますが、高齢化による過疎を食い止めるために子育てや教育にも取り組んでいたことが分かります。
島根県海士町「山内道雄」前町長の給料や年収、手取りはいくらくらいだったのか?
引用:広報海士 平成22年1月
島根県海士町の「山内道雄」前町長は自身の給料を最大50%カットしていましたが、実際いくらもらっていたのかを調べてみました。
2010年(平成10年)の広報海士では月給34万円、ボーナス(期末手当)は6月と12月で合計3.45ヵ月分となっていました。
つまり年収で525万3千円(408万円+117万3千円)という計算になります。
ちなみに、年収500万円の人の手取りは400万円前後になるそうです。
引用:openwork 2024/05/20 【2024年5月最新】推定平均年収ランキング|55歳で年収が高い企業TOP50
年収500万円を超えていれば、20代や30代からすれば十分な額を受け取っているように思えますが、20%カットの副町長や教育長よりも町長の給料の方が少ないことからも、山内前町長の給料が他の市区町長に比べてどれだけ少なかったかが良く分かります。
裏金問題ばかりが取り上げられる国会議員も少しは見習ってもらいたいものですね。
まとめ
- 最終学歴:島根県立益田高等学校 卒業
- 家族構成:奥さん、長男、次男(他にお子さんがいた可能性もあり)
- 50%カット時の給料:年収525万3千円
島根県海士町と「山内道雄(やまうち みちお)」前町長の経歴や学歴、家族構成や50%カットしていた当時の給料や手取りについて調べてみました。
口だけではなくまさに「身を切る改革」を行った山内前町長ですが、2018年に任期満了につき退任し、2024年1月3日に自宅でお亡くなりになりました。
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