クールジャパン機構は中抜き装置？粉飾？赤字額、役員報酬と歴代役員

黒字になったことがないと噂のクールジャパン機構（株式会社海外需要開拓支援機構）の過去の赤字額、歴代役員と役員報酬を調べてみました。

本当に設立以来、黒字になったことがなく赤字を垂れ流し続けていました。

この組織は2013年の安倍政権時代に設立されているので、岸田首相が直接の原因ではありませんが、設立以来黒字になったことがないというから問題ですよね。

第1期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_25_01.pdf

第1期の当期純損失は約5億6,800万円（567,839千円）でした。

役員報酬は約3,000万円（30,687千円）で、この時の取締役は7人なので単純計算だと一人あたり約428万円/年という計算になります。

設立当初ですし役員報酬もそれほど驚くような金額ではありません。国のために働いてもらうのにただ働きという訳にはいかないので、まだ仕方ないと思える内容ですね。

第2期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_26_01.pdf

第2期の当期純損失は約15億3,700万円（1,537,442千円）でした。

役員報酬は約7,300万円（73,650千円）で、この時の取締役は7人なので単純計算だと一人あたり約1,042万円/年という計算になります。

具体的にどんな活動が実施され種まきになっているのか？などは全く見ていませんが「は？」って感じですよね。

「赤字増やしてなんで年収増やしてんだよ」っていうのが率直な意見です。

しかもどの方も有名企業の役員で、本業で十分な収入があると思うんですけどね…。

第3期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_27_01.pdf

第3期の当期純損失は約14億9,000万円（1,490,080千円）でした。

第3期の売上高は約2,100万円（20,952千円）でした。（第5期資料より）

役員報酬は約6,100万円（61,566千円）で、この時の取締役は8人なので単純計算だと一人あたり約762万円/年という計算になります。

第2期に比べれば赤字額は減りましたがが、相変わらず赤字額が大きくて納税者としては見ていて悲しくなってきますね。

役員報酬については高くはありませんが「毎年赤字続きなのにそんなにもらえていいですね。」ってくらいの額です。

3期続けて赤字なのでプレッシャーと戦うという意味では、これくらいが妥当な金額なんでしょうか？

第4期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_28_01.pdf

第4期の当期純損失は約22億5,500万円（2,255,447千円）でした。

第4期の売上高は約6,800万円（685,297千円）でした。（第5期資料より）

役員報酬は約7,400万円（74,650千円）で、この時の取締役は7人なので単純計算だと一人あたり約1,057万円/年という計算になります。

第3期に比べて約7億6,000万も赤字増やしてるのに役員報酬上げるってどういうことなんですかね？

筆者は民間人なのでよく分からないんですが、大企業とかだとこれが普通なんでしょうか？

第5期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_29_01.pdf

第5期の当期純損失は約39億1,000万円（3,910,881千円）でした。

第5期の売上高は約17億8,000万円（1,779,421千円）でした。

役員報酬は約8,200万円（81,733千円）で、この時の取締役は11人なので単純計算だと一人あたり約745万円/年という計算になります。

やっと売上が1億円を超えてきましたし、無理難題を押し付けられて頑張って貰っているわけですし、個人的にはこれくらいなら仕方ないのかなと思える範囲です。

第6期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_29_01.pdf

第6期の当期純損失は約81億3,900万円（8,139,920千円）でした。

第6期の売上高は約8億3000万円（829,743千円）でした。

役員報酬は約7,800万円（77,870千円）で、この時の取締役は10人なので単純計算だと一人あたり約780万円/年という計算になります。

赤字額を見て見間違えたかと思いましたが合ってました。前期の倍以上、額にして42億2,900万円も赤字が増えています。

そのくせ一人あたりの役員報酬が増えているんですよね…。

なんというか、赤字自体は（恐らく）良くしようと活動した結果だと思いますし仕方ないと思うんですが、赤字が増えたうえに売上まで落ちたのに年収増えるって良い会社ですよね。

ぜひそんな会社で働きたいです。

第7期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_r01_01.pdf

第7期の当期純損失は約36億4,700万円（3,647,074千円）でした。

第7期の売上高は約27億5,600万円（2,755,561千円）でした。

役員報酬は約7,200万円（72,066千円）で、この時の取締役は8人なので単純計算だと一人あたり約900万円/年という計算になります。

第6期の大幅赤字は第7期の売上につなげる投資だったってことですかね？売上が大幅に増えました。

一見良かった良かったと思いますが、相変わらず36億円も赤字なんですよね。

まぁ売上も増えましたし、一人当たりの年収が増えているのにはギリギリ目をつぶれるくらいです。

第8期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_r02_01.pdf

第8期の当期純損失は約15億4,400万円（1,544,140千円）でした。

第8期の売上高は約53億3,400万円（5,333,543千円）でした。

役員報酬は約7,200万円（71,650千円）で、この時の取締役は7人なので単純計算だと一人あたり約1,028万円/年という計算になります。

赤字も大きく減りましたし、売上も順調に伸びています！9期にも期待できますね。

相変わらずの赤字続きですが、赤字額の減少と売上増ということを考えるとギリギリ1,000万円越えの報酬は許せる範囲です。

第9期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_r03_01.pdf

第9期の当期純損失は約77億7,100万円（7,771,275千円）でした。

第9期の売上高は約73億円（7,299,270千円）でした。

役員報酬は約5,900万円（58,900千円）で、この時の取締役は13人なので単純計算だと一人あたり約453万円/年という計算になります。

また翌年の売上拡大に向けて大きな投資をしたんでしょうか？赤字が大幅に増えていますね。

ただ、第7期に比べれば売上も増えているので翌年の結果が気になるところです。

久しぶりに役員報酬が下がりましたね。大変だとは思いますが役員の方には頑張って欲しいところです。

第10期クールジャパン機構の業績、役員報酬と歴代役員まとめ

出典：https://www.cj-fund.co.jp/files/investment/report_r04_01.pdf

第10期の当期純損失は約47億2,100万円（4,720,093千円）でした。

第10期の売上高は約24億4,500万円（2,445,414千円）でした。

役員報酬は約5,200万円（52,150千円）で、この時の取締役は7人なので単純計算だと一人あたり約742万円/年という計算になります。

や、売上が前期(約73億)の半分以下に下がってるんですが…赤字を増やして種まきした分の刈り取りは来期に持ち越しということでしょうか？

役員報酬の総額は減っているんですが、役員数も減っているので一人当たりの報酬額は増えています…。

まとめ

黒字になったことがないと噂のクールジャパン機構（株式会社海外需要開拓支援機構）の過去の赤字額、歴代役員と役員報酬をまとめました。

本当に設立以来、黒字化したことがないことに驚きました。

一流企業のお偉いさんが集まっても黒字化できないようなことをいつまで続けるんでしょうね？

一般的なビジネスとは考え方が異なるのかもしれませんが、赤字売りすれば売上なんて増やせるのでとにかく早急に黒字化して欲しいですし、難しいならさっさと税金の投入をやめて欲しいですね。