だんじりの死亡事故を過去から累計、建物やケガの補償/保証はどうなってる?

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だんじり祭りで亡くなった方のニュースを見ると、毎年死者が出ているような気がしたので2,000年以降に起きただんじり祭りでの死亡事故について調べてみました。

死亡事故の無い年もあるんですが、祭りを開催している年は高い頻度で死亡事故が発生していました。

安全を確保しつつ後世に残せるよう、内容を見直しても良いかもしれませんね。

建物やケガの補償は地域ごとに加入する保険によってまかなわれているようで、対人対物(建物、見物客)と曳行保険(ひき手)に加入しているようです。

だんじりの死亡事故を過去2000年から累計

時期 内容
2023/10/20 岡山・真庭市でだんじり同士の間にはさまれ23歳男性が死亡
2023/10/9 大阪・岸和田で練習中にだんじりとガードレールに挟まれ52歳男性が死亡
2022/10/15 愛知・富田林市で試験曳き中に横転し下敷きになり48歳男性が死亡
2019/8/2 兵庫・尼崎市でだんじりの下敷きになり37歳男性が死亡
2016/10/9 大阪・忠岡町でだんじりとガードレールの支柱に挟まれ40歳男性が死亡
2015/10/10 大阪・泉佐野市で役10m引きずられて41歳男性が死亡
2015/9/13 兵庫・淡路市で転倒しだんじりの下敷きになった49歳男性が死亡
2014/10/5 兵庫・三田市で境内の手水舎の屋根にぶつかり、屋根が崩落し下敷きになった47歳の見物客が死亡
2013/4/7 兵庫・南あわじ市で後退しただんじりにひかれて参加していた中学2年生が死亡
2010/10/10 大阪・泉大津市でだんじり同士に挟まれて52歳男性が死亡
2007/10/18 兵庫・宝塚市でだんじりにひかれて飛び入り男性が死亡
2006/10/7 大阪・忠岡町でだんじりと塀に挟まれて男性が死亡
2006/9/24 大阪・堺市でだんじりの屋根から転落して男性が死亡
2004/8/2 兵庫・尼崎市でだんじり同士にはさまれて男性が死亡
2003/8/2 兵庫・尼崎市で参加していた高校生がだんじりにひかれて死亡
2002/10/20 大阪・大阪市城でだんじりの下敷きになり男性が死亡
2002/10/17 岡山・鏡野町で参加していた小学2年生がだんじりにひかれて死亡
2002/10/6 大阪・堺市でだんじりの下敷きになり男性が死亡
2002/9/13 大阪・岸和田市で試験曳きの男性がだんじりとフェンスにはさまれて死亡
2002/8/30 大阪・岸和田市でだんじりから落下し練習中の男性が死亡

だんじり祭りで有名なのは大阪・岸和田の「岸和田だんじり祭り」で、300年の歴史があると言われています。

だんじり祭り自体は関西各地で行われる伝統的な祭りで、2000年からの死亡事故をまとめると大阪と兵庫での事故が多いことが分かります。

2020年と2021年は新型コロナの影響で2年は中止になっていました。

死亡者が出る祭りとしては長野県諏訪市の御柱(おんばしら)祭も有名ですが、このお祭りは6年に1回(数えで7年に1回)なので死亡事故の頻度としては低めです。

地元の方にとっては大切な伝統文化で、後世に残すためにも大切な行事だと思います。

件数としては多くはありませんが、小学生や中学生が亡くなっているのはなんとも言えない気持ちになりますね。

もちろん、地域の子供たちもだんじり祭りに対する想いというのは強いと思うので、既に対策済かもしれませんが年齢制限や子供用にはサイズを小さくするなどの対策をして欲しいなと思いました。

たんじり祭りで壊れた建物やケガの責任や補償/保証はどうなってる?

2014年10月5日に兵庫・三田市で起きた事故では、だんじりが神社内の「手水舎(てみずしゃ)」にぶつかり、屋根が落下、見物客の女性(47)が死亡、女児(5)、男児(7)を含む16人が客が巻き込まれてしまいました。

この事故では神戸地裁においてだんじりの前後から運行を指揮した男性2人に罰金、地元自治会に賠償責任を認定しました。

だんじりの前後から運行を指揮した男性2人=15年に業務上過失致死傷罪で罰金の略式命令=と、地元自治会の賠償責任を認定。2人には、だんじりの進路から建物との衝突を予見でき、事前に停止を指示する注意義務があったとした。

引用:https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014796458.shtml

このような悲しい事故もあるので、どの地域でも「だんじり祭り」専用の「だんじり保険」に加入しているそうです。

多くの場合、対人対物保険(建物や見物客)と曳行(えいこう)保険(だんじりを引っ張る参加者)に加入するそうです。

だんじりやけんか神輿ほど激しくないお祭りでも、神輿などをかつぐ場合は「お祭り保険」のような名前で保険に加入するケースが多いようですね。

建物の場合は祭りの進行に影響が出るので、後ほど関係者と警察とで現場検証を行い、事故証明をあげて補償しているそうです。

ただ、地域によってはひき手の確保が難しかったり、ひき手の保険だけでは足りないので寄付も集めていましたが、コロナの影響で寄付も集まりにくくクラウドファンディングも取り入れているようです。

今年度は各町 会・各町祭礼団体の負担が大きくなることも想定されます。そのため、当クラウドファン ディングでは各町の負担軽減を図るべく、各町のだんじり保険の一部に充てることを第一 の目的としております。

引用:https://sairei-choukai.jp/cloudfunding/

危険と隣り合わせの祭りではありますが、地域の伝統を後世に残すためにも安全を確保しつつ、継続して行って欲しいですね。

詳しくは分かりませんでしたが、2007年に兵庫・宝塚市では飛び入り参加の男性が事故にあいました。

当然、曳行保険には加入していないはずですし、参加してしまうと見物客への補償である対人対物保険が適用されるのかも分かりません。

恐らく昨今は一般客が入れないよう警備も強化されていると思いますが、飛び入り参加は万が一があった時に補償されない可能性があるので絶対にやめましょう。

まとめ

だんじり祭りで亡くなった方のニュースを見ると、毎年死者が出ているような気がしたので2,000年以降に起きただんじり祭りでの死亡事故について調べたところ、2000年から20名の方が亡くなっていました。

建物やケガは保険によって補償されているようで、地域からの寄付やひき手が保険料を納めていました。

安全対策に力を入れて大切な伝統を後世に残していって欲しいですね。

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